耳鳴りの種類と原因、治し方や専門外来の紹介

2017年4月22日

耳鳴りとは

耳鳴りとは、実際には外で音がしていないのに、耳の中や頭の中で、音が鳴っているという感覚があることです。音の様子や、音の鳴る状況は人によってさまざまに違います。

耳鳴りの種類

耳鳴りは、その音の特性等により、いろいろな分類法があります。耳鳴りは、ほとんどの場合、自分にしか聞こえないので、それぞれの区分のどれに当てはまるか、自分で確認して、改善や、医者に説明するのに役立てましょう。

自覚的耳鳴りと他覚的耳鳴り

自覚的耳鳴りとは、本人だけに耳鳴りが聞こえる症状で、耳鳴りのほとんどがこのタイプです。空気の振動である音が耳に伝わり、耳の奥の器官で電気の信号に変換されて、聴神経を伝わって脳に届き、音として認識されます。この過程のどこかに問題が生ずると、脳は、聴神経の感度を上げて、何とか音を聞き取ろうとします。その結果、脳内のわずかな信号まで拾い上げて、耳鳴りがすると考えられています。

健康な人でも、何の音もしない静かなところにいると、「シー」という耳鳴りが聞こえることがありますね。これも自覚的耳鳴りですが、生理的な現象で、心配要りません。

他覚的耳鳴りとは、実際に体の中から音がする耳鳴りです。耳のまわりや喉の筋肉が痙攣して、ポッポッ」というような音がする場合や、耳周辺の血管に血液の流れる音が、血管が細くなったせいで「サーッ」というように聞こえる場合があります。心臓の動く、「ドクドク」という音がすることもあります。お医者さんが聴診器を当てると、実際に音が聞こえます。

高音性耳鳴りと低音性耳鳴り

「キーン」というような高い音がするのが、高音性耳鳴りです。ある程度の時間持続して聞こえることが多く、耳をふさぐと音が大きくなります。老人性難聴や騒音性難聴の場合に多いです。

「ブォーン」というような低い音で聞こえるのが、低音性耳鳴りです。耳が詰まったような感じがすることがあります。ストレスや、気圧の変化、立ちくらみなどで起きることが多いです。

突発性耳鳴りと慢性耳鳴り

突発性耳鳴りは、ある日突然激しい耳鳴りがする症状です。突発性難聴やメニエール病にともなって起きることがあります。

慢性耳鳴りは、音が大きくなったり小さくなったりしながらずっと続くもので、老人性難聴やメニエール病によって起きます。

単音性耳鳴りと雑音性耳鳴り

一つの音だけが聞こえるのが単音性耳鳴り、いろいろな音が混じり合って聞こえるのが雑音性耳鳴りです。

 

耳鳴りの原因

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外耳道炎

外耳道(耳の穴)が、耳かきなどで傷ついたり、海やプールで汚れた水が入ったりして、炎症を起こしたものです。痒み・痛み・熱感・耳だれ等の他に、耳鳴りがすることがあります。

中耳の病気

耳の穴の奥にある中耳に、耳管狭窄症・耳管開放症・滲出性中耳炎等の病気があると、低音の耳鳴りがすることがあります。

内耳の病気

メニエール病

中耳のさらに奥にある内耳に入っている「内リンパ」という液体が増えて、内耳がパンパンに膨らんでしまう病気です。めまい・難聴・耳が詰まった感じの症状が出て、低い音の耳鳴りもします。

突発性難聴

突然、片方の耳が聞こえづらくなり、耳鳴りがするようになります。約半数の人には、ぐるぐる回るようなめまいもあります。原因は解明されていませんが、ウィルスの感染、内耳の血流の障害、過労・ストレス等が関係していると考えられています。

老人性難聴

加齢により、内耳の、空気の振動を電気信号に変換する感覚細胞が減少して、聴力が低下する症状です。初めのうちは、耳鳴りだけがして、やがて高音から徐々に聞こえにくくなってきます。

急性低音障害型感音難聴

原因の分かっていない難聴の一種で、急に低い音が聞こえにくくなります。また、耳が詰まった感じや耳鳴りがあります。

 

ストレス

強いストレスがかかり続けると、自律神経のうち、内臓などを活発にさせる交感神経が、体をリラックスさせる副交感神経に対して優位な状態が継続してしまいます。すると、血圧が上昇して、血流が増加しっぱなしになり、内耳や脳に悪影響を及ぼします。その結果、耳鳴り・めまい・頭痛・肩こり・のぼせ等の症状が現れます。睡眠不足や過労でも、同じ症状が現れます。

 

うつ病

耳等の病気のない人でも、生理現象として、静かなところで耳鳴りがすることがありますが、うつ病の人は、感覚が過敏になって、普通の人が気にならないような音でも、苦痛に感じることがあります。

 

貧血・脳貧血(起立性低血圧)

貧血や起立性低血圧の人が、急に立ち上がったときなど、立ちくらみがすると同時に、耳鳴りがすることがあります。この場合の耳鳴りは、低いうなるような音のことが多いのですが、耳の中で小さな虫が暴れているようなバタバタという音のこともあります。

 

高血圧

血圧が高いと、耳の周辺の血管の血流に障害が生じて、血管が狭くなり、そこを血が流れるときに振動して、耳鳴りがすることがあります。

 

更年期障害

更年期になると、ホルモンのバランスが崩れ、血行が悪くなって、耳鳴りがすることがあります。高音の耳鳴りが、慢性的に聞こえます。

 

妊娠

妊娠すると、体重の増加等により血行不良になりやすく、ストレスもたまりがちなので、耳鳴りがすることがあります。産後も、耳鳴りが続くことがあります。

 

生理

生理時に、女性ホルモンの変動により、自律神経が乱れて、耳鳴りがすることがあります。

 

顎関節症

顎関節と内耳・中耳は近いので、顎関節に異常があると、耳に影響して、めまいや耳鳴りが起きることがあります。

 

脳梗塞

心臓の動きに合わせて、ドクンドクンという感じの耳鳴り(拍動性耳鳴り)がする他覚的耳鳴りの場合、なんらかの血管等の重い病気が潜んでいる可能性があり、脳梗塞の前兆であることがあります。

 

耳鳴りの改善法

何かの病気で耳鳴りがするときは、まずその治療をしましょう。

補聴器を使う

難聴の場合、脳が音を聞こうとして、聴神経を過敏にするので、耳鳴りがすることがあります。耳の聞こえの悪い人で、耳鳴りがする人は、補聴器で補うと改善することがあります。

「聞こえ」対策のサプリも良いですね。

食事の注意

DHA・EPAを含む青魚を食べて、血液をサラサラにしましょう。

ビタミンB12は、耳鳴りに効果があるとされています。合わせて、ビタミンB2やビタミンB6も摂ると効果的です。

ビタミンB12は、レバー・牡蠣・魚介類等に含まれています。

ビタミンB2は、レバー・納豆・卵・乳製品等に含まれています。

ビタミンB6は、鶏肉・バナナ・青魚等に含まれています。

 

耳を温める

タオルをお湯に浸けるか、水に濡らしてから電子レンジで温めて、蒸しタオルを作り、5分ほど耳に当てて温めましょう。

 

ツボを押す

耳鳴りに効果的とされるツボを押しましょう。

 

耳ほぐしをする

耳ほぐしという方法も効果があると言われます

 

ストレッチをする

 

サプリメントを摂る

耳鳴りに効果があるとされる天然成分を含むサプリを試してみましょう。

 

漢方薬を使う

漢方薬で、じっくり対処するのもオススメです。

【第2類医薬品】苓桂朮甘湯エキス錠N 135錠

改善プログラムを行う

耳鳴り対策プログラムが公開されているので、実践してみましょう。

 

耳鳴りの治療

耳鳴りを治療してもらおうとする場合は、まず耳鼻科を訪ねましょう。そのとき、どんな時に、どんな耳鳴りがして、どのくらい続くというようなことを、まとめてメモしておくと、お医者さんも判断しやすいです。

耳鼻科では何の問題も無い場合は、脳血管等の問題なら脳神経外科、ストレスやうつによるものなら精神科・心療内科、妊娠・生理・更年期障害によるものなら婦人科等を受診します。

耳鳴りを専門的に診てくれる医療機関もあるので、近くにあって通えるようならば、受診してみてください。

耳鳴りの専門的外来

 

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