貧血の症状は?改善するには?間違えやすい病気とは?

2017年1月6日

貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足していることです。ヘモグロビンは、血液中の酸素を、体中の細胞に送り届ける働きをしているので、これが不足すると、体が酸欠状態になってしまいます。

 

貧血の症状

貧血にも、後で述べるようにいろいろな種類がありますが、共通してみられるのが、次の様な症状です。

 

耳鳴り

耳鳴りというと、「キィーン」という甲高い音をイメージしますが、貧血の耳鳴りは、「ウォーン」というような低音が特徴です。

立ちくらみが起きたときに一緒に聞こえることが多いのです。

場合によっては、耳の中で虫が暴れているような、「バタバタバタ」という音として聞こえることもあります。

 

めまい・立ちくらみ

急に立ち上がったときなどに、目の前が暗くなったり、血の気がサーッと引く感じがしたりします。また、クラクラするめまいがあります。

 

頭痛

脳の酸素不足によって頭痛が起きることがあります。

 

動悸・息切れ

貧血になると、体中に血液を巡らすために、心臓や肺に負担がかかります。

そのせいで、ちょっと体を動かしただけで、動悸や息切れがすることがあります。

 

疲れやすい

体力が無くなり、寝付きが悪くなったり、集中できなくなったりします。

眠気に襲われることもあります。

 

寒がり・冷え性

貧血になると、体に充分な酸素が行き渡らなくなり、各器官の働きが低下して、あまり熱を生産しなくなるので、寒がりや冷え性になります。

反対に、寒がりや冷え性ですと、体の熱を逃がさないように、血管が収縮して、血行が悪くなり、やはり各器官の働きが低下します。胃腸の働きも悪くなるので、食物の消化・吸収がうまくできず、鉄分が不足して、貧血になります。

このようにして、悪循環に陥ることがあるのです。

参考記事:「冷え」を防ぎましょう

 

食欲不振

貧血になると、脳にも酸素が行き渡らず、食欲をコントロールする摂食中枢の働きも鈍るため、空腹を感じなくなります。

 

顔色が悪い

貧血になると、血液中の赤い成分のヘモグロビンが減少して、顔が青白くなります。

目の下に青いクマができることもあります。

 

口内炎ができやすい

貧血により、口の中の粘膜にトラブルが生じて、口内炎になりやすくなります。

 

抜け毛が増える

貧血のせいで、髪に充分な酸素や栄養素が届かなくなり、抜け毛・薄毛といった髪のトラブルが生じることがあります。

 

氷が食べたくなる

原因ははっきりしないのですが、貧血になると、氷食症といって、無性に氷が食べたくなる症状が出ることがあります。

 

貧血の種類

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鉄欠乏性貧血

一番よく見られる貧血です。上に挙げた、貧血に共通する症状以外に、口の粘膜や、まぶたの裏の粘膜が白っぽくなります。貧血が長引くと、爪がスプーンのように反り返ったり、割れやすくなったり、カサカサになったりします。

原因としては次の二つが考えられます。

 

鉄分不足

血液中にあって、体中の細胞に酸素を送り届けるヘモグロビンは、ヘムという、鉄分を含む色素と、グロビンというタンパク質からできています。

鉄分が不足すると、ヘモグロビンが造れなくなってしまいます。

食生活に偏りがあったり、妊娠中に赤血球が増加し、胎児に鉄を供給するために鉄分が不足すると、貧血になります。

また、更年期には、女性ホルモンの減少によって、自律神経が乱れ、胃腸の調子が悪くなって、鉄分がうまく消化・吸収できずに鉄分が不足することがあります。

 

出血

生理時の出血や、胃腸からの出血、痔による出血等で貧血になるものです。

 

再生不良性貧血

血液を造る役割のある骨髄の異常により、赤血球・白血球・血小板が、どれも減少する病気です。かなり希な病気で、難病指定されています。

 

溶血性貧血

通常、赤血球の寿命は、120日ほどですが、何らかの原因で、その寿命が、15~20日より短くなることによって起こる貧血です。

 

悪性貧血

ビタミンB12や葉酸が欠乏して、赤血球がうまく造れないことによって起こる貧血です。

共通の症状のほかに、舌が荒れる・白髪が増える・手足がしびれる・知覚に障害が起きる

などの症状が現れます。

昔は原因が分からなかったので、「悪性」と名づけて、死に至る病気として恐れらていましたが、今では、ビタミンB12や葉酸を補給すれば、比較的簡単に治る病気です。

 

二次性貧血(続発性貧血)

感染症・膠原病・糖尿病・腎臓病・肝臓病・がん・白血病・甲状腺機能低下症等の病気によって引き起こされる貧血です。

 

貧血と間違いやすい病気

脳貧血(起立性低血圧)

普段は低血圧ではないけれども、立ち上がったりすると、血圧が20mmHg以上下がる病気です。貧血に似た名前ですが、全く別のものです。

立ちくらみやめまいがする症状が現れる場合は、貧血よりむしろこの病気のことの方が多いようです。

10代の頃は、自律神経のバランスが崩れてこの症状が出ることがあります。

また、高齢者の場合は、血圧の調整機能が衰えることや、心臓の機能低下で、送り出される血液の量が減ることにより引き起こされます。

 

低血糖

何らかの原因で、低血糖の状態になると、めまい・ふらつきのような、貧血に似た症状が現れることがあります。

 

貧血の改善法

何らかの病気によって貧血になっている場合は、まずその病気の治療をします。

 

食事の注意点

鉄欠乏性貧血の場合は、鉄分の補給をする必要があります。食物に含まれる鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄は、肉や魚のような動物性食品に、非ヘム鉄は、野菜や海藻のような植物性食品や乳製品・卵等に含まれています。

ヘム鉄は、体が消化・吸収しやすいのですが、非ヘム鉄は、消化・吸収しにくいので、タンパク質やビタミンCと一緒に摂取して、消化・吸収しやすくします。

ヘム鉄は、特にレバーに多く含まれていますが、レバーに含まれるビタミンAは、摂りすぎると、胎児に奇形が発生するリスクがあるので、妊婦は避けた方が良いと言われます。

それ以外の肉・魚から取り入れるようにしましょう。

非ヘム鉄は、ほうれん草・小松菜・ひじき・大豆・ドライフルーツ等に含まれています。

そのままでは吸収されにくいのですが、ビタミンCを含む野菜・果物や、タンパク質を含む

乳製品・卵等と一緒に食べると、吸収しやすくなります。

コーヒーや紅茶、緑茶、赤ワインに含まれるタンニンは、非ヘム鉄と結びついて、タンニン鉄という物質に変化するので、鉄分として吸収されなくなります。

貧血の人が、食事中や食後直後にこれらの飲み物を取るのは、あまり良くないと言われます。

 

貧血の改善・予防には、造血作用のあるビタミンB12や葉酸も大切です。

ビタミンB12は、肉・魚・卵・乳製品・納豆や味噌などの発酵食品に含まれています。

通常、あまり不足することはないのですが、胃酸の分泌が少ないときなど、不足することがあります。

葉酸は、枝豆・モロヘイヤ・ブロッコリー・芽キャベツ・ほうれん草等に含まれています。

 

食事だけでは、これらの成分をバランス良く取れない場合は、鉄分・ビタミンC・ビタミンB12・葉酸等を含む次のようなサプリメントを活用しましょう。

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また、漢方では、ナツメやクコの実が貧血に良いとされています。

おかゆや鍋物に入れるなどしてください。ご飯に炊き込むのもオススメです。

 

適度な運動

適度な運動は、血行を良くして、貧血に良い効果があります。

軽いジョギングや、ウオーキング、水泳等の有酸素運動を、なるべく毎日、20~30分程度行いましょう。

ただし、あまりに激しい運動をして、足の裏を強く地面に打ち付けると、血液中のヘモグロビンが

壊れてしまい、貧血が悪化する可能性があります。

 

充分な睡眠

睡眠不足だと、睡眠中に分泌されるホルモンが乱れてしまい、鉄分が吸収されにくくなります。

ホルモンが多く分泌されるのは、夜の10時から夜中の2時の間といわれますので、この時間にはなるべく就寝していましょう。

 

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