歯周ポケットを放っておくと恐ろしいことに。こんなふうにケアしましょう。

2016年12月22日

 歯周ポケットとは

歯周ポケットとは、歯と歯茎の間の溝のことです。

溝の深さは、健康な歯の場合で1~2㎜、中程度の歯周炎があると3~5㎜、歯周病が進行すると6㎜以上になることもあります。

口の中の汚れが入り込むので、ポケットと言われます。

その汚れ(プラーク)の中では、細菌が繁殖しやすくて、細菌と唾液成分が結びつくと、石のように固い歯垢ができて、歯茎の炎症が進みます。そして、歯を支える土台である歯槽骨が溶け出します。それによって、さらに歯周ポケットが深くなると言う悪循環が起こります。

やがて、歯茎が腫れ、ついに歯が抜け落ちてしまいます。

 

歯周ポケットを改善する歯磨きのしかた

歯ブラシは、柄の部分がまっすぐで、毛が3列になっているものを選びましょう。ヘッドの大きさは小さめで、柔らかめか普通の堅さのものが良いでしょう。

毛先が開いてきたり、一月以上使ったときに、こまめに交換しましょう。

歯磨き粉は、歯ブラシに1.5㎝ほど出します。

歯と歯茎は、想像以上に傷つきやすいのです。歯の根元を、決してゴシゴシこすらずにやさしく磨いてください。

歯と歯茎の境目のところに、斜め45度になるように毛先をあてて細かく動かします。(バス法といいます)

 

汚れをよく落とすには、デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシを併用する必要があります。

洗口剤も効果があります。

歯周ポケット用の歯磨き器をつかうのもお薦めです。

歯周ポケットクリーナ「デントール」

歯周ポケットの予防

歯科医に、歯石を除去してもらうと、細菌の繁殖が抑えられ、歯周ポケットが改善します。

歯ぎしりをすると、歯周ポケットが深くなります。どうしても歯ぎしりをしてしまう癖のある人は、歯科医にマウスピースを作ってもらいましょう。

歯医者で被せものをするときは、保険が効かないで高くなりますが、セラミックの被せものの方がしっかり合って、歯周ポケットができにくいと言われます。

タバコは、歯の毛細血管を収縮させて、免疫力を低下させ、細菌が繁殖しやすくなるので、歯周ポケットが深くなります。喫煙は控えるようにしましょう。

親知らずが斜めに生えていると、手前の歯に深い歯周ポケットが出来ることがあります。

二十歳前後くらいまでに親知らずを抜いておくと、後に骨ができて、歯周ポケットはなくなります。ただし、その年齢を過ぎてから親知らずを抜いても、歯周ポケットは残ってしまいます。

体の免疫力が低下すると、細菌が活発になり、歯周ポケットが進行します。規則正しい生活や適度の運動で、免疫力を低下させないようにしましょう。

朝一番で水を飲むと、口内環境が清潔に保たれます。

食事の時は、よく噛んで、唾液の分泌を活発にしましょう。

 

歯周ポケットの治療

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歯周ポケットが4㎜程度なら、歯に付着したプラークや歯垢を取り除くスケーリングという治療を行います。

歯周ポケットが6㎜程度になっていると、局所麻酔をした上で、歯周ポケットの深い部分のプラークや歯垢を掻き出す掻爬術を行います。

歯周ポケットが8㎜くらいになって、歯がぐらぐらしているときは、歯茎を切開して歯石や汚染された歯周組織を取り除く「フラップ手術」を行います。

2016年9月には、フラップ手術の時に塗る歯周組織再生剤「リグロス」が医薬品として承認されました。

さらに進んだ症状の場合、抜歯せざるを得なくなります。

そうなる前に、早めに手当てしてください。

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