血糖値が高いといわれたら-糖尿病予備群の心得

2016年12月30日

血糖値とは

血糖とは、血液中のブドウ糖のことです。

ブドウ糖は、体のエネルギー源ですので、

インスリンの働きで、肝臓や筋肉・脂肪細胞に

エネルギー源として送り込んだり、

肝臓から糖が出ていくのを抑えたりして、

血液中の糖の値は、一定に保たれていますが、

インスリンが正常に働かないと、血液中に

必要以上の血糖があふれたり、

反対に、必要な量より足らなくなったりします。

 

糖尿病とは

正常な人の血糖値は、空腹時で70~109㎎/dl

食後2時間で140㎎/dl未満です。

空腹時の血糖値が、126㎎/dl以上か、

ブドウ糖溶液を飲む「ブドウ糖負荷試験」で

2時間後の血糖値が、200㎎/dl以上なら

糖尿病と診断されます。

 

糖尿病のもう一つの判断基準に、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)

というものがあり、これは、赤血球のヘモグロビンと血液中のブドウ糖

がどのくらいの割合で結合しているかという数字です。

これによって、過去1~2月の血糖値の状態が分かります。

血糖値は、直前の食事等で変動しますが、HbA1cは、過去1~2月の

血糖の状態の平均を表すので、糖尿病の診断に重要な判断材料です。

HbA1cの正常値は6.2%未満です。6.5%以上ですと

糖尿病と診断されます。

 

糖尿病の初期では自覚症状はまずありません。

喉が渇く、トイレが近い、疲れやすい、体重が急に減る等の

症状が出るのは、ある程度病気が進んでからのことが多いのです。

 

糖尿病予備群とは

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糖尿病と正常の間を「境界型」といい、

一般に、「糖尿病予備群」といわれています。

糖尿病予備群の場合、糖尿病の合併症である、

網膜症・腎症・神経障害等になる可能性は低いのですが、

そのままにしておくと、数年後には糖尿病となって、

合併症に襲われる可能性が高いのです。

また、糖尿病予備群の段階の人でも、

動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中になる

可能性が正常な人より高いことが分かっています。

予備軍だからといって、安心していられないのです。

 

糖尿病予備群になってしまったら

健康診断の結果、糖尿病予備群であると判明したら、

本格的な糖尿病になる前に、早速治療を

始める必要があります。

放っておくと、インスリンを分泌する力が衰えて、

元に戻らなくなります。

ちゃんと取り組めば、半年ほどで正常に戻ると言われますが、

生活習慣は変えるのが難しいことも確かです。

合併症の恐ろしさを胸に刻み込んで着実に進めましょう。

 

食事の管理

肥満は、糖尿病の大敵です。

肥満を改善するためには、食事から取り入れるカロリーより、

消費するカロリーの方が多くなくてはいけません。

 

糖尿病を予防するには、食物繊維を含む野菜を、

一日に350㎎以上取る必要があります。

朝食と昼食の時に、こぶし1個分、

夕食時に、こぶし2個分程度になります。

まず、生野菜から食べるようにすると、

血糖値が上昇しにくくなるといわれます。

野菜→魚→肉→ご飯・麺等の炭水化物の順番で食べるのが効果的です。

果物は、糖分を含むので、少量にしておきましょう。

炭水化物と塩分は、可能な限り控えましょう。

 

食事の時は、よく噛みましょう。

一口ごとに少なくとも20回、できれば50回噛みます。

そうすると早めに満腹感が訪れ、

腹八分目でやめられます。

 

納豆・玉ねぎ・バナナ・オクラ・ごぼう・ブロッコリー・ニンニク・ほうれん草・

リンゴ・ヨーグルト・コーヒー・アーモンド・ピーナッツ・きのこ・田七ニンジン・

海藻・玄米・麦・魚介類等が、血糖値に良い影響があると言われます。

 

GI(グリセミック・インデックス)値と呼ばれる物差しがあります。

これは、ある食品を食べた後で、血糖値が上昇する速さを測定したもので、

GI値が高いほど、血糖値が早く上昇します。

炭水化物(白米・麺類・パンなど)や砂糖は、GI値が高いので、

食べ過ぎに注意しましょう。

玄米・五穀米・ライ麦パン・全粒粉パンなどは、GI値が低いので、

できればそちらに代えましょう。

砂糖が多く入った清涼飲料等は、もちろん好ましくありません。

 

糖尿病向けのデリバリーを利用してみるのも良いですね。

 

寝る3時間前からは、何も食べないようにします。

仕事の関係でどうしても食事が遅くなる場合は、

GI値の低い野菜類を中心にしてください。

 

間食やアルコールは、極力避けてください。

つきあいなどでどうしてもお酒を飲む場合は、

焼酎やウイスキーなどの蒸留酒にして、

おつまみも脂っこいものや味の濃い物を避けてください。

 

喫煙は、直接血糖値に影響をあたえるわけではありませんが、

血管にダメージをあたえて、糖尿病の合併症が

起こりやすくなりますので、なるべく禁煙しましょう。

 

運動

食事をしてから30分~1時間後に、血糖値が上がってくるので、

ウォーキングのような有酸素運動をしましょう。

米国糖尿病学会(ADA)の研究によると、糖尿病予備群で、肥満のある人は、体重を7%減らし、

1日30分の運動を週5日行うことで、糖尿病になるリスクを58%下げられるそうです。

また、日本での研究でも、1日30分以上ウォーキングする人と、30分未満の人では、

はっきりと糖尿病になるリスクが違っていたそうです。

忙しくて30分も運動できないというひとは、

3分で済む運動法をやってみましょう。

 

サプリメント

血糖値のコントロールに効果があるとされるサプリメントもあります。

インスリン植物といわれるピトニールを含むこんなサプリがオススメです。

 

ツボ療法

糖尿病に効くとされるツボを押さえてみましょう。

歯周病の治療

歯周病は、慢性の感染症ですので、治療せずに放置すると、歯肉の毛細血管から、

雑菌が毛細血管に入り込み、菌血症を引き起こすことがあります。

人体は、それに対抗して、サイトカインと呼ばれる免疫物質を分泌しますが、

そのせいで、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が上がってしまいます。

また、糖尿病のせいで口が渇くと、唾液の減少のせいで、さらに雑菌が毛細血管に

入り込みやすくなります。唾液の減少は、味覚障害を引き起こし、食生活が乱れて、

血糖値にも悪影響をおよぼします。

歯周病の人は、通常の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、

丁寧に歯を磨くとともに、歯医者に行って、歯周病の治療を受けてください。

参考記事:歯周ポケットのケアの仕方

 

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